人柱テスト SONY DSC-W200

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2007年6月1日、1200万画素を謳うコンパクトデジカメ、DSC-W200が発売されました。 
スペック的にはデジスコで定評のあったW1、W5、W7の流れに繋がる機種かと思います。 
画素数も大きいことで、連写性能やメモリへの書き込みに関連した不安の声が発売前
にはよく聞かれましたが、実際はどんなものなのでしょうか。

また、CCDサイズが若干大きくなっていてレンズも変わっていると思われるため、スコープとの
相性がどう変わったかが気になるところです。 今回はこのあたりを踏まえて、テストをしてみました。

・・といっても、手持ちの限られた機材で・・。
(主観が多いので、その点考慮して読んでください)

室内でケラレチェック:

まずは、すぐに考え付く方法で接続し、ケラレのチェックだけ行ってみました。
このカメラは、テレコン、ワイコン装着用に、VAD-WD というフィルターアダプターが用意されています。
これに、ステップアップリング等を使用して、各アダプターに装着してみました。結果は・・・。

KOWA 接眼レンズでのテスト。 ケラレの大きさは接眼レンズにより若干違いますが、Turbo AdapterP1、
TSN-DA1、どちらを使用しても傾向は同じでした。 旧30倍接眼、45倍ワイド接眼は、アイレリーフが
15mm 〜 17mm 程度しかなく、見かけ視界も70度に見たないため、余分なクリアランスが生まれる、
VAD-WDを使用した場合は結果がいまひとつです。
スコープ:KOWA TSN-4N
接眼レンズ:TSE-14W (旧30倍)
アダプタ: Turbo Adapter P1
     : TA3
     : 37mm - 58mm リング
     : VAD-WD
カメラ  : DSC-W200
スコープ:KOWA TSN-4N
接眼レンズ:TSE-9WD
        (45倍ワイド)
アダプタ: Turbo Adapter P1
     : TA3
     : 37mm - 58mm リング
     : VAD-WD
カメラ  : DSC-W200
スコープ:KOWA TSN-4N
接眼レンズ:TSE-14W (旧30倍)
アダプタ: TSN-DA1
     : 37mmリング
     : VAD-WD
カメラ  : DSC-W200
スコープ:KOWA TSN-4N
接眼レンズ:TSE-9WD
        (45倍ワイド)
アダプタ: TSN-DA1
     : 37mmリング
     : VAD-WD
カメラ  : DSC-W200

アイレリーフがもう少し長い接眼レンズではどうでしょうか? カタログスペックで19mmの DIGISCO.COMの
20XFWAを使用してみました。 (こんなときぐらいしか出番がありません。)結果、ワイド端で僅かなケラレ、
1.3倍あたりまで周辺減光が見られる程度でした。

画素数も多いので、このぐらいならトリミングでケラレを避けてもよさそうです。
接眼レンズのアイレリーフが20mm程度ある接眼レンズならば、VAD-WDを使用した組み合わせでも、
何とかなるかもしれません。(出来れば、見掛け視界は70度ぐらいは欲しい)
実際に試してみないとわかりませんが、残念ながら手持ちがありません・・。
スコープ:KOWA TSN-4N
接眼レンズ: 20XFWA + NKA
アダプタ: TA3
     : 37mm - 58mm リング
     : VAD-WD
     : DSC-W200

フィールドテスト:

今度は実際にフィールドに出て撮影。 私の手持ちの接眼レンズとVAD-WDの組み合わせでは、
実写テストはきついのでテスト用のアダプターを無理やり用意して行いました。 
メーカー推奨の使い方ではなく、機材を壊す恐れがあるので、たとえ自己責任でも、このアダプターに
関しては問い合わせにはお答えしません(^^;
正式にW200用のBRシリーズが出てくれることを祈りましょう(笑)

とりあえずは、各接眼、アダプターごとのケラレチェックを。
スコープ: KOWA TSN-4N
接眼レンズ: TSE-9WD
アダプタ: P1 + TA3 + TA-W1
     : 改造アダプタ (BR-Z850ベース)
カメラ  : DSC-W200
その他 : 汎用レリーズステー
スコープ:KOWA TSN-4N
接眼レンズ: TSE-14W
アダプタ: P1 + TA3 + TA-W1
     : 改造アダプタ (BR-Z850ベース)
カメラ  : DSC-W200
その他 : 汎用レリーズステー
上記2件は、以下の写真のようになります。
TSE-9WD(45倍接眼)はP1を使用した場合、レンズ面が
P1の中に入ってしまい、余分なクリアランスが出来て
しまうため、ワイド側のケラレが多くなってしまいます。
1.7倍あたりまでズームしてやっとケラレ、減光なしと
なります。

旧30倍接眼の場合は、ズーム2ステップ(1.3倍)ほどで
ケラレ、減光ともになくなりそうです。 サンプルでは
ズーム中域まで右側に減光が見られますが、これは
いい加減な改造アダプターが悪いだけです(^^ゞ
また、私が使用しているカメラの光軸自体が左に
偏っているせいもあるかもしれません。

とりあえず、仮にW200用のブラケットが登場しても、
TSN-664、604用のTSE-9WDはP1と組み合わせた場合は、
辛いかもしれません。

続いて、20XWFAを使ってみます。
スコープ: KOWA TSN-4N
接眼レンズ: 20XWFA + NKA
アダプタ: TA3+5 + TA-W1
     : 改造アダプタ (BR-Z850ベース)
カメラ  : DSC-W200
その他 : 汎用レリーズステー
こんな感じ・・
TA3、TA3+3、TA3+5 の3通りでテストしてみましたが、
どれもワイド側でケラレや周辺減光がありましたが、
ズーム1ステップ(1.1倍)で消えました。
写りはTA3+5が一番綺麗なようです。

続いて、KOWAの純正アダプタ、TSN-DA1を使ってみます。
P1で結果の悪かったTE-9WD (45倍)で試してみました。
スコープ: KOWA TSN-4N
接眼レンズ: TSE-9WD
アダプタ: TSN-DA1 + N4300
     : 改造アダプタ (BR-Z850ベース)
カメラ  : DSC-W200
その他 : 汎用レリーズステー

※ N4300はTSN-AR750と置換えて見てください
こんな感じ・・





  ごめんなさい、撮影し忘れました。
   m(__)m m(__)m m(__)m





TSN-DA1はクリアランス調整が容易なため、TSE-9WD
でもワイド端に極僅かなケラレがある他は、全域、
綺麗に使えそうです。
TSE-14W (旧30倍)では、全域ケラレ、減光なしで使用
できます。

ただし、クリアランスの調整は、レンズが伸びきる
テレ端で行わないと、カメラのレンズと接眼レンズが
激突し、カメラを壊すことになるので注意が必要です。

使用感:
メニューが、W5、W7と違って縦に並ぶようになりましたが、左右ボタンで移動するか、上下ボタンで移動するか
の違いだけなので、W5、W7ユーザーが戸惑うことはないかと思います。 ただ、ボタンが小さいため、操作感は
ちょっと悪くなっています。(ボタンが重く感じる)

液晶画面は、W5、W7と比較して鮮やかに見えますが、画素数は11.5万画素と変わらず、ピントの山は
掴みにくい人には掴みにくいかもしれません。

速度面:
起動時間、シャッターラグはW5、W7と大差ないと思います。 連写は大違いで、W7が秒間0.8枚程度の5枚
連写なのに対して、W200は、12Mサイズでも、秒間1.8枚〜2枚程度で100枚ぐらい続きます。 連写後の
書き込みも速いです。 ただ、連写速度はかなりムラがあります。
30秒間シャッターを押し続けて何度か測定しましたが、52枚から64枚とかなり差がありました。
恐らく、枝が込み入ったところや、様々な色が混在したところなど、ファイルサイズが大きくなりやすい状況
だと、連写速度は落ちると思います。
また、メモリに何度も書き込んだり消したりを繰り返していると連写速度は落ちてきて、終いには5〜10枚で
一息つくようになってしまいます。 時折、メモリをフォーマットした方がよさそうです。

その他:
単三乾電池が使えないのが不便・・・。
ズームが2倍を越えると、液晶画面でのピントがわかりにくい上に、カメラのピントも合いにくくなります。
この点はある程度は仕方がないか。
ホワイトバランスが安定しないことがある。
Dレンジオプティマイザーのせいか、CCDのサイズ、画素数の割りに白飛びしにくいが、
時折、階調が不自然に感じることがある。


作例:

強風で揺れる上に薄暗く、撮影条件としては最悪でしたが、とりあえず撮ってみました。
ツバメはISO 400で撮影しています。

6月10日: 画像3点追加。
       ズーム1ステップずつ、9枚の画像を載せる予定でしたが、不覚にも手摺が写りこんでいるのに
       気づかず、写真全体が白っぽく(カルガモ雛の写真)なってしまったので中止(ーー;)
       距離が近ければ、3倍目いっぱいでもそれなりに解像していました。

6月16日:画像6点追加
       晴天の日の画像を追加。 風が強く、常に機材が揺れていたため、多少のブレはご容赦を。
       揺れる稲の中にいるサギにピントを合わせるのは結構大変でした。 成功率はかなり低かったです。
       光りっぱなしの画素を見つけてしまい、ちょっとショック。 早くもCCDが汚れてしまったようです。