KOWA TSE−9WD


戻る   野鳥のページトップへ


KOWAから、TSN-660/600、TSN-Nシリーズ用の45倍接眼レンズが発売されました。
TSN-660/600、TSN-Nの端焦点接眼レンズは、暫くの間30倍が実質的に最高倍率で、
物足りなく感じることが多かったのですが、これで解消されそうです。

で、早速入手してテストをしてみました。
テスト時の機材構成
スコープ KOWA TSN-4N
アイピース KOWA TSE-9WD
アダプタ DIGISCO.COM P1 & NIKON FSA-3 & NIKON FCP-885
カメラ SONY Cyber-shot DSC-W7
P1を装着したところ

TSE-9WDは長さが短いため、P1で完全に押さえつけることが出来ません。ただし、デジカメ自体はP1に接続するため、接眼レンズに負担はかからないので、光軸のズレはそれほど心配ないと思います。

レンズ面はP1の内側になってしまい、アイレリーフも15mmと短いため、カプラーはTA3、または、TA4が最適だと思います。テストではFSA-3を使用しています。
まずはW7の各ズームステップごとに撮影  クリックするとフルサイズの画像を見られます。
1x 1.2x 1.4x
1.5x 1.7x 1.9x
2.1x 2.4x 3.0x
ご覧の通り、全域ケラレなしで使用できます。 ただし、1.2x〜1.4xでは周辺減光があります。1.0x、1.5xでも背景が明るい場合に気になる程度の減光があります。ただし、どの範囲も背景が明るくなければ気になりません。


※ テスト当日は天候が悪く、光量不足で画像が若干ぶれています。 また、ISO200での撮影のため、多少ノイズが浮いています。
作例  
KOWA TSN−4N + TSE−9WD + DSC−W7
ワイド端で30mほど離れたカモを撮ったものです。 ワイド端で10mほど先のクイナを撮ったものです。 テレ端で15mほど先のシメを撮ったものです。ちょっと画像はあまくなります。ズームするほど、白い被写体は色収差で膨張してきます。
1.5倍で撮影したジョウビタキ。
1.5倍(約2600mm)ぐらいまでなら、コンスタントに綺麗に撮影できます。
こちらも1.5倍で撮影。 1.2倍で撮影したツグミ。 背景が写真のような状態なら、この倍率で大きめにでる周辺減光も気になりません。
ワイド端で撮影したホオジロガモ。
僅かに周辺減光が見られます。
テレ端で撮影したハクチョウの頭。距離は15mほど、対象も大きいのでテレ端でもそれなりの解像感は得られます。 ワイド端で撮影したホオジロガモ。
純白に近い色の周りにはかなりの色収差が・・。ズームすればするほど顕著に。ただ、EDレンズを使用しているE7900あたりだと、もう少し綺麗かも。
総評

 多少の周辺減光はありますが、概ね快適に使用できます。 ただし、30倍と比べると歩留まりは落ちてきます。
 また、今までメインで使用していた旧型の30倍と比べると、W7で使用した場合は色収差が目立ってきます。
 E7900で使用した場合は、どうなるかわかりませんが。
 少し暗めに撮れば、色収差は目立たなくなりますが、黒白の鳥の場合、黒が潰れてしまいます・・。